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――徒然なるままに書きしものこそ、物の心や淡にあらむ…
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侵蝕し続ける傷痕
染み出る赤黒い血

でも それは ワタシ以外の誰にも見えないモノ

動かない四肢をそのままに投げ出して
虚空を仰いで
蘇る記憶が瞼裏に映える


節張った指
大きな手
やさしい腕
あたたかな胸
広い背中

ワタシだけに向けられた 表情【カオ】


そうして

  ワタシを包み込もうとしてくれた 心


塞がらない傷を負って
やっぱり 思い知る

ワタシを真に愛してくれるのは
アナタ以外に存在しないのだ、と


けれど もう遅い


道は自分で塞いだ
この闇がりで生きていくしかない

後悔は許されない

そうなるように選んだのは
紛れも無く
この 私 なのだから
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ずっと 叫んでる

この声を キミは気付いてはくれなかった


知ったかぶりの素振り

中途半端なやさしさ

極端なやさしさ


ねぇ 違うんだよ

ボクは ボクをみてほしくって

ボクという存在を 許してほしかったんだよ



でも キミは

 キミも

ボクを見つけてはくれないんだね



こうして

また 沈黙の殻に身を委ねる日々が始まる
水面に爪先をつけて
 
月へ向かって
 
波紋を蹴りあげる


危うい煌めきが
 
一瞬の浮遊を楽しんで
 
還る


水面へ浸した指先を
 
遠い月へと伸ばす


届かなくて
 
水滴はつぅと腕を伝う


だから
 

 
この水面に足を踏みしめる


少しでも月の近くへ
 
行けるように


しっかり
 
翔べるように

この姿が不吉だというなら
 
別に無理に愛してくれなくともいい


人間に愛される必要性など
 
何処にもない


外見に左右される浅はかな人間などに
 
用はない



多数に愛されようとは思わない


多数に愛されること
 
その意義とは 何だ
 
薄っぺらな心を寄せられることの
 
何がいいのか


疎ましいこと この上ない



“姿”でなく“真”を眼【まなこ】に映す者だけが
 
一人 存在すれば
 
それでいい


その方が いい


目を 牙を 爪を
 
恐れる心なく


この姿を持つ ワタシを
 
正面から 抱き上げることのできる者が
 
一人 居れば いい


目を鋭くしても
 
爪を立てても
 
牙を剥いても
 
抱いていられる者が
 
唯の一人 存在すれば いい


浅薄な つながりなど
 
ワタシは 要らない
 
求めたくも無い
十六夜のお月さまに
 
お願いごと


願いがどうか叶いますようにの
 
お願いごと



叶うといいなぁ
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学生生活終了までのカウントダウンが始まった、しがない看護学生。
弓道がすき、神社がすき。
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