夜想

あの日の温もりが
　
未だ “真実”であると
　
信じたい

もう
　
夢で終わるのだけは
　
堪えられない

けれど
　
もう
　
何のきずも負いたくないから
　
此処から そっと 祈り願うことしかしない


そんなワタシは
　
人任せにも程があるだろうか


何もせず
　
ただ
　
祈るだけで 願うだけで
　
成り行きに任せるだけで
　
いること

許される日が
　
来るのを
　
待っていること


それは
　
あまりに自分勝手すぎるだろうか


空の月は 雲に隠れるだけだった

皓昊からの祈り 6

どうか

　このあたたかな

　　　気持ちだけは

　　　　許されますように

　たとえ

　　ワタシだけの

　　　勝手な願いだとしても

皓昊からの祈り 5

過ぎた日々を惜しまない

戻りはしないのだもの


だから


ただ前を向いて
　
　明るく明日をうたって踊る


わたしは“私”を演じる


爪先に滲む血なんか 気にしない



ただ がむしゃらに “私”を生きてゆく

黯澹からの叫び 9

ねぇ 神さま

ぼくには 何も 許してくれないの？

ぼくには ボクの思う生き方を させてはくれないの？


それとも


もっと我慢すれば
　
　許してくれる？

もっと頑張れば
　
　ボクの生きたいようにさせてくれる？


でもね
　
もう
　
闇【くら】がりは

　た く さ　ん　 だ　　よ

黯澹からの叫び 8

弱さなんかいらない

嵐に打たれても毅然と立っていられるだけの
　
強さがほしい

身体中がボロボロになっても
　
まっすぐ前を向いていられるだけの
　
強さがほしい


ワタシを惨めにする
　
弱さなんか、いらない


い ら な　い 　の　　よ