ナンセンスの何が悪いというの？

　意味の無い事柄に対しての行動は、いい加減な手抜き状態で済ませてしまうことが殆ど――というのが、普通のことなのかもしれません。私も忙しかったり、そのことが面倒で次の行動に早く移りたい時はついつい手を抜いて楽に済ませようとします。


　でも、「意味の無い」ことって本当に“意味の無い”ことなんでしょうか？


　意味の無い、と判断しているのは、飽くまで自分自身です。或いは他者、不特定多数の個人…。
　ヒトの及ばない域、関連があると予想し得ないところで、私たちが「無意味」だと決め付けていることは「有意味」だったりするのは、よく考えてみれば存在する筈です。例えば、赤ん坊の時、泣くとすぐに親などがあやしに来てくれた子とそうでなかった子では、将来誰かとの待ち合わせの折、待ち合わせ時間を過ぎても相手が来なかった時、どのくらい相手を信頼して待てるかが変わってくるそうです。


　一見意味の無いように思えることにも、巡り巡って何かしらの意味を持って影響する――そう考えた方が、ずっと人生楽しめると思いません？
　最初から「無意味」と決め付けて、「いいよ、テキトーで。」と流すよりは。

　それで効率が多少悪くなっても、別にいいじゃないですか。
　後々自分の糧となると思えば、非効率がなんですか。




　――と、面と向かって言ってやりたい人達が居るのですが、小心者の私めには言えません。
　あの人たち、所謂「ナンセンス」を切り捨てすぎなんだよな…。
　頭良過ぎるのも、考えものです。








　………所詮、小生は“なり上がり者”ですよ。