――徒然なるままに書きしものこそ、物の心や淡にあらむ…
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爪先にあたった水
波紋が延々と拡がって
片足ずつ、そっと 浸っていく
冷たくて つめたくて ツメタクテ
いっそ 凍えてしまいたくて
沈む 水底
深遠へ
光のない 深淵へ
手の届かない トコロ
誰かが追いかける必要のない 境界
ひとりっきりの 空間
水音のしない しめやかなる暗澹の果て
波紋が延々と拡がって
片足ずつ、そっと 浸っていく
冷たくて つめたくて ツメタクテ
いっそ 凍えてしまいたくて
沈む 水底
深遠へ
光のない 深淵へ
手の届かない トコロ
誰かが追いかける必要のない 境界
ひとりっきりの 空間
水音のしない しめやかなる暗澹の果て
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