黙想

　いっそ、貴方に「さよなら」を言ってしまえたら

　楽になれるのでしょうか

　貴方に　迷惑をかけずに済むのでしょうか

不安fear

　何が、という具体的に指すものは無く、漠然としたソレが渦巻いています。
　明日が来なければいいのに――何とは無しに、思います。

　此処から、逃げたい。

器 material

　もっと、こう、大きな人間になれたらいいのですが…。
　悲嘆などするのも烏滸がましいくらいの程度の者ですけど、やはり然う思います。

　不安でこわくなります。

　私の発する言葉は、私の心を伝えているのだろうか。
　その人にとって身勝手な文言になってはいないだろうか。
　気分を害するものではないだろうか。

　私の、その行為自体が、他者の障害となってしまっているのではないだろうか…。

　文字・言葉・文章・声・…――遍く一切の表現方法を放棄すべきではないだろうか、と時々考えます。

　総て、閉ざして、毒が出ないようにすべきではないだろうか…と。

　ワタシが在ることに、疑問を懐きます。










　愚痴ってごめんなさい…。

こんなんじゃダメだ

　甘えるな
逃げるな

向き合え

　独りで立て

弱さも半端な虚勢も 要らない


女に成り下がるな

雄々しく活きよ

心は叫んでいた

イヤだッ……―――と。