――徒然なるままに書きしものこそ、物の心や淡にあらむ…
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『大人になるということは、多くのものを失くすということだ。』
振返れば、失くすもの失くしての二十歳。
“我”が“我”でなくなっていった日々。
薄汚れた手がココに在るのみ。
光が眩しすぎる。
故の喪失感。
“得たもの”?――でも、喪失感の方が大きい。
しかし、私は未だ、失くしていかなければならないのだろうなあ。
振返れば、失くすもの失くしての二十歳。
“我”が“我”でなくなっていった日々。
薄汚れた手がココに在るのみ。
光が眩しすぎる。
故の喪失感。
“得たもの”?――でも、喪失感の方が大きい。
しかし、私は未だ、失くしていかなければならないのだろうなあ。
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どれだけ想おうが、其れはもう還ってくるものではないこと、識っているでしょう?
最後まで信じなかったのも、最期まで声無き声に気付かないふりをしていたのも…――今更、後悔をしたって、詮無きことなの。
手を伸ばしたって、虚空を象るだけよ。
最後まで信じなかったのも、最期まで声無き声に気付かないふりをしていたのも…――今更、後悔をしたって、詮無きことなの。
手を伸ばしたって、虚空を象るだけよ。
夢も幻も、結局一時のものなのよ。もしかしたら、現の視界すら、それかもしれない。
だって、視界なんて、夢でも幻でもあるでしょう。所詮、脳が得た情報を処理しているだけなんですもの。違うのは、情報が既に内在するのか外在するのかだけだわ。そう考えると、視界なんて極めて信憑性が低いものよ―――とは言っても、本当は視界に限ったことではないのだけどね。
いずれにしても、醒【さ】めた時の空虚感とか、悟ったような、異様な静けさの胸臆とかは有るでしょうね。
だって、視界なんて、夢でも幻でもあるでしょう。所詮、脳が得た情報を処理しているだけなんですもの。違うのは、情報が既に内在するのか外在するのかだけだわ。そう考えると、視界なんて極めて信憑性が低いものよ―――とは言っても、本当は視界に限ったことではないのだけどね。
いずれにしても、醒【さ】めた時の空虚感とか、悟ったような、異様な静けさの胸臆とかは有るでしょうね。
結局 その程度なんでしょう?
私? 私は全て燃やすわ。
勿論、紙とか可燃物はね。自分で燃やせないものは、取り敢えず破棄【す】てるわね。
だって、昔の人間を想ってうじうじするのは主義じゃないし。すっきりしないっていうか、そういうのって、なんか腹立たしいじゃない?
だから、総て、私の眼【まなこ】に二度と映らないように、消すのよ。
益荒【ますら】で潔くて、いっそ気持ちいいくらいでしょう?
勿論、紙とか可燃物はね。自分で燃やせないものは、取り敢えず破棄【す】てるわね。
だって、昔の人間を想ってうじうじするのは主義じゃないし。すっきりしないっていうか、そういうのって、なんか腹立たしいじゃない?
だから、総て、私の眼【まなこ】に二度と映らないように、消すのよ。
益荒【ますら】で潔くて、いっそ気持ちいいくらいでしょう?